結果オーライ?方式

陶芸家は成形のときなど、さまざまな道具を使います。

 

ほとんどの方が、自分の使いやすいように工夫して自作してるのかと。

 

コテやヘラなどは手指の延長ですから、とくに土に接する部分の形状など、

 

重要なポイントになってくるわけです。

 

僕の友人たちも、さすが陶芸などという仕事を選んだだけあって器用な人が多く、

 

自分たちの思惑どうりの効果が得られる素晴らしい道具を作っていました。

 

 

ところが僕の場合、B型に生まれてきたせいなのか、思ったようにうまく機能しない

 

道具、つまり使いづらい道具ばかりができてしまうのです。

 

そして、そんな不幸な僕がたどり着いた方法、それが結果オーライ方式だったのです。

 

 

 

←例えば、こんなコテの場合。

 

もっとも重要な先端部分を、いかに工夫して、

 

「いい感じ」に土をならすかというのが、腕の見せどころ・・・・

 

のハズが、うまくいかない。土がささくれ立っているっ!!

 

それなりの時間と手間をかけたのに・・・・

 

ガックリ

 


 

ところがっ!!

 

ふと、この役立たずのコテを逆さにして、「柄の部分」を土にあててみると

 

あぁーら、不思議!!

 

しっくり、ぴったり、土にミラクル・フィットするではあーりませんか!!

 

結局、当初の思惑とは裏腹に、逆さにして使うことになったとさ(・・・複雑)。

 

そう、これが「結果オーライ方式」なのですっ!!

 

 

 

考えてみれば、先日のブログ

 

「溝と刀」(2/20)

 

で紹介した変形松皮刀も

   

これ→

 


 

 

 

赤丸部分が刃となって、土を削るつもりで、

 

ここの部分を入念に仕上げたというのに・・


 

非常に使いづらく、

 

結局、刃でもなんでもない先端部分を使うと

 

「さいこ~!」ということになってしまって・・・。

 

持ち方も、当初の想定とぜんぜん変わってしまっとるし・・。


 

じつは、これらに限らず、僕の場合、さまざまなケースで「結果オーライ方式」になってしまうことが多くて。

 

最近では、「そういうもんだ!」と開き直って頑張ってますが・・・。

 

今度生まれ変わってくるときは、ぜひA型で生まれたいと思うマル子なのであった。

 

 

マル子ちゃうわっ!!!!