たまに人に話すことなんですが、ちょっと不思議な話。
十数年前、佐野に戻って、「これから土地の材料だけで焼物を作るぞー!」って頃。
窯も土で作るということで、どんなもんか?とまずは小さな土窯を作りました。
はやる気持ちを抑えきれず、作ったばかりのまだ全然乾いていない窯を焚き始めました。
当時は屋根も無く、棚板なども雨ざらしでかなり湿っているものをそのまま使いました。
肝心の作品だって半乾き。とんだ「せっかち王」でした(笑)
もちろん「あぶり?そんなのカンケーねー!」という感じで最初からバンバン焚いていました。
一時間ほど経ったころでしょうか、焚口から薪をジャンジャンくべていると
突然「バンっ!!」と大きな衝撃音!!
すぐ近くで何かが爆発しました。
同時に、窯の一部だか、作品の一部だか、棚板の一部だか、とにかく無数の破片が飛び散りました。
いわゆる「水蒸気爆発」ってやつかも?
(そのときの位置関係はこんな感じ↓)
背後に積んであった薪を覆っていたブルーシートを見て、血の気が失せました。
無数の穴が開いていたのです!
確認するまでも無く、飛び散った高温の破片によるものでした。
しかし、しばらくして冷静になってきて何よりも驚いたのは、
僕の体にはこれらの破片が一つも当たらなかったということです!!
位置関係からして、「奇跡」というより完全に「理解不能」(今でもよく分かりません)。
このときばかりは、何か自分を守ってくれているありがた~い存在があるのでは?と感じました。
もしそうなんだったら、ありがとうございました。
これからも末永くよろしくお願いします(笑)
いずれにせよ、そのときからしばらくはフル=フェイスのヘルメットをかぶって窯焚きしてました。
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むらさき (月曜日, 11 6月 2012 22:32)
これは…守られてますね!
なにかありますね。きっと(・д・)
『器あそび~』ステキですね♪
四狭間かなた (月曜日, 11 6月 2012 22:39)
むらさきさん、やっぱそうですかねぇ。
不思議なことって、たまにありますよね。
器あそび、慣れなくてバタバタしますが楽しいですよ~